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あいさつ無 ~ 創造 / Nothing to Creation“ 米国 アメリカ / 豪州 オーストラリア 全米・全豪大陸制覇 ~御諏訪太鼓奏の旅路~ ”

@AyersRock: ULURU-KataTjuta National Park on September/2006. (AUSTRALIA: オーストラリア連邦国)

ほのぼのとした人情、さすらいの旅に出る
オーストラリア大陸全土1周 御諏訪太鼓 巡回奏 そして 世界初 極秘 先住民 アボリジニ聖地 ウルル(Uluru) :エアーズロック (Ayers Rock) での独創 太鼓演奏歴に至る今、
単身渡米 20,000mile( 30,000km ) 単独走破 全米48州 大陸制覇 ~ 御諏訪太鼓 宗家 追悼名代奏 ~ 北米3ヶ国 諸国遍歴 ~ 米国国境 Border を挟んだカナダ&メキシコ出入国間に渡る旅路の軌跡。
2002年10月中旬
ワーホリ(Working Holiday Visa)ヴィザでシドニーへ来豪。 (通称ギリホリ!)
(この数年前に移民法が改正されてワーホリ対象年齢が18歳~30歳となっている。)
「 切望 」 ~“Aspiration”~
多国籍、多民族、多宗教、世界中およそ200ヶ国の人種が共存共栄する国 “Commonwealth of Australia: オーストラリア連邦国”、大国アメリカ合衆国とは大きく異なる様相を呈する精神的風土に触れる。
何故、オーストラリアにと聞かれる?~ Ethnic-Country ~
全ては予定調和であって自然な形であったのだろう。
近きより始めて遠くに及ばす、
そこには信念であり原点でもある日本伝統芸術があった。
元祖 “日本太鼓” の 鼓動 と 胎動 の生命力、
それは 戦国武将 武田信玄の陣太鼓 である。
郷里、
“諏訪大社” 奉納 神楽(カグラ) 郷土芸能の響(ヒビキ)・轟(トドロキ)・残響 韻(ウネリ)と木遣り(キヤリ)は木霊(ヤマビコ)し心を打つ。
それは我太鼓師、
組太鼓 創始創案者 宗匠 小口大八師 の“御諏訪太鼓”の胎動が根源である。
日本での演奏は 御諏訪太鼓保存会 での団体組太鼓表演奏が基本中の基本だった・・・
・・・・
20歳の時、県内最年少で宅地建物取引主任者(宅建)の資格を取得:登録(長野)第・・・・・・・・。
その後、5年間勤め安定していた不動産業の仕事、収入、住み慣れたアパートの一人暮らし、生活基盤、愛車AudiA4、付き合っていた彼女・・・・先の事全てを捨て、29歳半ばで後れ馳せながら渡豪を決意。
・・・ホント、何を考えているんだ!とどこからか聞こえてきそうだ。そんな心配を余所に日本を絶つ・・・
(これ以前に過去1回“シドニー”には観光で訪れている。’98/June/24)

日本での生活の安定を捨てた。
無からの0(ゼロ)からの発信、0(zero)スタートを切った、
捨て身で事を行う、やろうという心、
万の業、
稼業然り、それに勝る武芸の道、
日本伝統文化を伝えるべく思念工夫の諸道、
今も私の選択は間違っていなかったと思っている、
その決意を “今生(コンジョウ)の別れ” と比喩(ヒユ)された方が多い、
即ち換言すれば 傍目八目(オカメハチモク)“中途半端” を意味すると・・・
前向きに、
悩んで迷ってる時間はない、
一生に一度の期限一年のワーホリ制度 (この当時!)、
悔いの残らないように、
やるしかない、
しっかりと捉え踏みしめる以外にない、
最も大切な生きた結果、
自分に徹して生きる道、
孤立無援、
異国での挑戦の始まりとなる・・・。
ある所からのスタート。初心不忘
渡豪後の程無い’02/12月早々“BUSK” (Street Performance の事) の許可を得て、
Sydney City の一角、Downtown路上で “Osuwa-Daiko” 独奏を始める・・・
当時、太鼓は一人背負って運び電車で City まで移動していた・・・・・
ゆるぎない 御諏訪太鼓 宗家 との信念・・・・・
心の形と現れ方の違い、
自分のオーストラリア大陸に於ける“ 『 元祖 日本太鼓 御諏訪太鼓を奏する 』 ”
ここ 豪州大陸で 一人の創造的 和太鼓活動 が始まった・・・。 因縁和合、
始まりのない意志の強い力によって始まり、色々な形をとる
それは何の根拠もない、
意志から、更に多くの意志が生まれ、
また、その意志にひかれて現在の姿となる



その頃、滞在していた“Bondi Junction”のホームステイ先から“Queens Park”まで一つの黒太鼓を抱え、小高い丘の上で一人練習していた事を今思うと追憶させる。
暫らくは路上で、単独 御諏訪太鼓奏活動 を続けていた。
ここでの経験と自らの行動、
多くのパフォーマーは自己満足に陶酔し、
好きな様に一芸を披露し歩行者の足を止めさせ観衆を集めている。
そうした中で、ごく一部の方の感性、
その僅かな周囲の観衆の評価、そして “反響” と “共感” が次の行為に繋がって行くのである。
少なくとも自分はそうであった。
その間、オーストラリア大陸 横断鉄道 “Indian Pacific :インディアンパシフィック” に乗り、Sydney :シドニー ~ Adelaide :アデレード ~ Perth :パース間 3泊4日 列車に揺られ仲間3人での小旅行。豪州最大の都市 Sydney から豪州南部の都市 Adelaide へ更に西海岸の都市 Perth までの列車の旅。車窓から眺める広大な草原や砂漠地帯の地平線。道中カンガルーも飛び跳ねて熱烈な歓迎を受ける。豪大陸ならではの壮大な列車の旅の醍醐味を満喫した。
また、
国際文化交流の一環とし、ニューサウルウェルズ(NSW) 州外れの小さな田舎町 “ブロークンヒル” にある日本空手道啓心館 BrokenHill 道場で国際親善交流合同稽古を実施した。参考までに、この町はかつてハリウッド俳優であるメルギブソン主演映画 「マッドマックス(Mad Max)」 シリーズの撮影が行われた地で有名であり、又豪州最初の鉱業都市、世界有数の資源企業であるBHP(Broken Hill Proprietary) はこの町が起源である。資源大国オーストラリアの由来でもある。
暫(シバシ)しの間、豪州大陸内の小旅行を終え、
WH Visaから約半年で、Student Visaへ切り替えた。
2004年、郷里 諏訪盆地 での七年に一度の天下の奇祭「“御柱祭”」(オンバシラマツリ)への参加の為3ヶ月程一時帰国をした。
1200年余の歴史を持つ、信濃之国一之宮 諏訪大社 式年造営 御柱大祭 である。
樹齢200年余のモミの大木を、木遣り(キヤリ)に合わせて曳行(エイコウ)し、諏訪明神に奉納する祭・・・・。( Blog記事「 ONBASHIRA 強運 」参照。)
この年、7月から TAFE にて不動産(Real Estate Diploma Course)を1年間学ぶ。
その間の出来事として、食中毒に見舞われ深夜救急患者病棟に運ばれ解毒処置と点滴を受ける羽目に陥った。
(かなり危険な状態だったという。)
その2ヵ月後、日本空手道 啓心館 シドニー道場で組手稽古中、不慮のアクシデントで左手薬指を骨折。自分は突き指程度だと思い約1ヶ月間放置。骨折した状態で Melborn :メルボルンへ Japan Festival :ジャパン・フェスティバルへのゲスト参加 御諏訪太鼓 演奏の為に朝一便で飛んだ。
(そして“メルボルン”でその激痛状態を余所に 独創 御諏訪太鼓 演奏 を強行した。'05/May/15)
余りの痛さと全く腫れがひけずに、一般医(GP)から総合病院へ直行、レントゲンの結果骨折判明!
専門医ドクターに“コッピドク”叱られる。「何故、直ぐ来なかったの!?」と。
即日ノース シドニーの総合病院で手術した。指の中に矯正ワイヤーを入れてあるとの事だ。
(指先から“ワイヤー”らしき物が見えている。)「“参ったなー”」と一人つぶやく。
手術1ヶ月後に指の中のワイヤーを抜く。(まともに凝視出来ない瞬間であった。)
しかし、1ヶ月放置しておいた事が災いし、折れた指は永遠に真直ぐに完治しないとの事だ。
左手の屈折不自由は今も残る。
でかい男オージーとの稽古、骨と骨が激しくぶつかる組手も楽しいが、怪我での対処の過ちは今となっては遅すぎた、過信しすぎていた。しかし、彼らの啓心館に対する情熱と真剣さ・・・心打たれる、人生意気に感ずるものだ。
こんな事が自分の身に起きている、此れが流れであろう・・・。
流れの先にあるもの、「“人間万事塞翁失馬”(サイオウガウマ)」。
我 太鼓師、御諏訪太鼓 小口大八 宗家 家元を筆頭に多くの方々のお世話を仰いで 全米48州、北米カナダ、アジア各国 巡回遍歴演奏 以って今日(コンニチ)に達しております。(謝謝、鼓訓達人)
2005年12月、TAFE NSW:(New South Wales) / Technical And Father Education (TAFE) College Commission Australia, Diploma of Property (Real Estate)PRD50101,卒業。
このTAFEカリキュラムの資格は全豪統一のシステムでこの制度はThe Australian Qualifications Training Framework (AQTF): Registered Training Organisation (RTO) governed by the Australian Quality Training Framework (AQTF) with REINSW (Real Estate Institute of New South Wales)制度により認定されている。Real Estate Institute of NSW ( REI NSW ): 豪連邦政府認証 Real Estate Agent License 正規登録資格取得。
2005/06年初頭、
日本太鼓 (Osuwa-Daiko) で永住権 (Distinguished Talent Visa) を豪連邦政府 (Australia Goverment) より授与される。
又、この年は相俟って(アイマッテ)日豪両国政府間協定の 『 2006年日豪交流年 』 が開催された年でもあった。

この年の5月、 “シドニー” ~ “ケアンズ” 間、往復 6,000km(片道 約3,000km)を車に和太鼓を積み単独走行、3日間かけて目的地に辿り着く。イベント後 “シドニー” に再び戻り、その足で尺六(シャクロク)宮太鼓を積み、豪首都 “キャンベラ” を経由し “メルボルン” まで往復 1,800km(片道 約900km) の旅路を懲りずに車で 豪州東海岸 単独走行 御諏訪太鼓奏の旅 を決行する。
起点、シドニーへ無事に戻る。
全豪全土 各都市至る所での“御諏訪太鼓 表演奏 ひとり旅”は、この後も続いている・・・・・・。
今までお世話になった宗家 小口大八先生への御恩返しが行動の原点でもあった。
おかげさま、お蔭様である。
オーストラリア連邦国 / 豪州西の都 ~パース~
2006 Perth Royal Show
Outdoor Stage Performance


2008年7月、NSW Office of Fair Trading, Department of Commerce under the Property Stock and Business Agent (Act 2002): Business Broker Agent License 豪連邦政府認証 正規登録資格取得。
そして、新たなグループ
会社の設立に至る・・・http://heiseirealty.com.au/
・・・・
夢、浪漫、挑戦
見知らぬ土地から未知なる場所へ和太鼓と冒険の挑み。


(オーストラリア連邦国 / アリススプリングスにて御諏訪太鼓奏並びにちびっ子ワークショップ開催、市長より感謝状授与 / Alice Desert Festival '06)
そして、
人生何が起こるかわからない
お世話になった師匠 故 御諏訪太鼓 宗家 小口大八 翁 享年84歳
突然の事だった、
2008年6月19日、信州 郷里へは僅か2日程の滞在であった、
里帰りの際、会って、話し、聞き、渋い日本茶飲みながら饅頭(マンジュウ)一緒に食べて・・・・・
数日後だった、
急すぎる他界、
・・・自分の中でけじめをつける旅路・・・
全米太鼓界に挑む「追悼 和鼓宗家大八居士 御諏訪太鼓の旅」感謝と恩返しの決意に、
この足跡の回顧を人生の証とすべく遥か先を行く、どこにもおかぬ心・・・・
何が起ころうと、命を懸ける、かなり無茶した無謀の「北米全土 縦横無尽 車一人旅」
2008年10月4日から11月27日の55日間、アメリカ合衆国、
アメリカ大陸 48州 走破 と カナダ2都市、メキシコ2都市 への寄り道、
駆け巡る 破天荒 北米大陸 3ヶ国 浪漫 激走 達成記録 ~ 追悼和鼓宗家大八居士紀行 ~ 合掌
そう、
行動の開始は生き方に直結する。
見知らぬ地名、
未知なる出会い、
目的の地まで一人車を走らせ訪れる。

* 為書 : 2008年6月12日付、小生の一字“達”が辞世の句となった。 合掌
心のありようと、うち貫く心の作用、
だた恩を受けて、それに報いようとする心、
応変反芻、
自然の流れであれば、選択を間違わない事が現実であり、
その事実を受け入れる心の余裕をいつまでも忘れず、地味に地道に次に進んで往く・・・。
Lucky Country 秘境の大陸 Australia、
大自然の豊かな恵みと神秘を感じ、
新しい価値観で暮らし方を創造する、
ほんの小さな ちいさな 独立独歩 の積み重ねから始まったこの道のり、
「此以旅心地から旅日記への機に乗ずる為」
肌の色、目の色、髪の色、生まれ育った環境の違い、
人種民族を超えて文化交流する人生によりそう誇り、
挑戦の日々は今も続いている、
人生を創る事、無名の日本人の戦いである・・・。
~ 忠 を以って第一の 義 とし 勇 を以って艱難にあたるべし ~
(本籍:NAGANO)
合掌


オーストラリア連邦国 / かりたてる炎、感動をくれた Sydney 在住 Metal-Artist: Yoshikoさんの作品 『 御諏訪太鼓とウルル: Osuwa-Daiko with Uluru 』 13/May/'09 ~ この作品は亡き御諏訪太鼓宗家小口先生へ捧げたい。合掌 ~ Yoshikoさん素晴らしい感動的な芸術作品をありがとうございました。謝謝

アメリカ合衆国 / 全米太鼓連盟 総長: San Francisco Taiko Dojo 40th Anniversary Concert, 2008 November 22nd & 23rd @Zellerbach Hall, Berkeley, California, U.S.A.

上段: 御諏訪太鼓 宗家 故 小口大八 宗家 と 奥様 と Darwin :ダーウィンに於いて (AUSTRALIA連邦国, NT)
下段: Mayor of Alice Springs :アリススプリングス市長と (AUSTRALIA連邦国, NT)



「オーストラリア連邦国 / 夏祭り in Sydney 2006」 with 女優 木村佳乃 さん

「オーストラリア連邦国 / WSA Team Australia 2006 / Media Launch」


アメリカ合衆国 / 「 Way of TAIKO 」:Author;Seiichi Tanaka & Heidi Varian

オーストラリア連邦国 / パース在住の画家より:「 日の丸富士に御諏訪太鼓 」

The Osuwa-Daiko Preservation Society performed in the Ceremony of the NAGANO Winter Olympic in 1998.
アメリカ合衆国 / 100th Anniversary of San Francisco Japan Town in 2006 : Appear on NBC TV U.S.A



2008年6月17日付、『 辞世の句 』 書 :
~ 和太鼓の生みの親 “組太鼓” 創始創案者 御諏訪太鼓 宗家 小口大八 師 より ~


~ アメリカ合衆国 / 全米太鼓連盟総長 : God-Father 御諏訪太鼓 大兄より ~
謝謝
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天空



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